ロスのおすすめスポットシリーズ、ウエストサイドのその3、イームズハウス。建築や家具が好きな方ならよくご存知だと思いますが、アメリカのミッドセンチュリーを代表するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ夫妻の自宅兼スタジオEames Houseが予約制で見学することができます。
Pacific Palisades というサンタモニカのすぐ北に位置す住宅街の海を見下ろせる丘の上にEames Houseがあります。
見学ツアーは現在ガイド付き外観ツアーのみでウェブサイトから予約できます。時間になるとガイドの方が門を開けてくれツアーが始まります。私が行ったときは偶然日本人の女性ガイドさんがいらしてたくさん親切に詳しく説明して頂きとても楽しい時間が過ごせました。
この家は、1949年、南カリフォルニアで進歩的だが質素な住宅を設計するという実験的住宅プログラムの一環として、Arts & Architecture 雑誌から依頼され建てられたものです。リーズナブルに、効率的に、複製ができる家というテーマになっているそうです。鉄とガラスでできたシンプルなボックス型の建物2棟並んでいて、自宅とスタジオとしてそれぞれ利用していたようです。
ツアーの名の通り、残念ながら中に入ることはできず、外から家の中を覗く形の見学ですが、有名なEames Lounge Chairやshell chairの試作品など貴重なインテリアやデコレーションを間近で見ることができます。

ガイドツアー後は敷地内を自由に歩き回ることができます。戦後間も無くデザインされた家とは思えないぐらいモダンなデザインと空間の使い方でびっくりさせられます。


そして、なんと言ってもランドスケープがとてもステキなんです。住宅の大きさはとてもこじんまりしていて、公園の中に家がひっそり建っているといった感じで、出しゃばらない感じがとてもステキ。
ガイドさんの説明によると、チャールズとレイは敷地内に植えられている木々の影が家の中へ入ってくることも考慮して住宅のデザインもランドスケープのデザインもしたと言っていました。確かに大きなガラスの窓、いや窓と言うよりかガラスの壁、を作った理由もわかります。

ステキなロケーションとシンプルで未だ古さを感じないデザインに感銘を受けました。少し時間を忘れられる特別な場所です。
こちらのスペースは、イベントやウェディングなどにレンタルできるそうです。こんなロケーションでウェディングなんてオシャレすぎる。デザイナーカップルとか似合いそう✨ 意外とこのツアー知られていないので、建築やデザインが好きな方はぜひ一度行ってみてください!
TIP: Uberなどで行く場合は大丈夫ですが、こちら専用駐車場は無いので車で行く場合に路駐になります。Corona Del Mar沿が駐車しやすいですよ。住宅地の中にあるので、オフィシャルサイトの注意書きも確認の上ルールを守って見学へ行ってください。

Eames House
Location: 203 Chautauqua Blvd, Pacific Palisades, CA 90272
website: https://eamesfoundation.org/house/eames-house/
見学予約:https://eamesfoundation.org/visit/exterior-tours/